2011年4月24日日曜日

子どもの身長の正常範囲はどれくらいでしょうか?

子供の骨に身長を伸ばす軟骨

子供は出生時から思春期までにかけて、平均100cm〜130cm以上ほど身長が伸びます。
これは、子供の骨に身長を伸ばす軟骨(骨端線)があるからです。
この軟骨は思春期を迎える頃には固まってしまい身長が伸びなくなってしまいます。その頃の身長が、ほぼ人間の最終身長になります。


身長の伸びには個人差があります。また、成長時期にも個人差が出てきます。
幼い頃は背の伸び良く、いわゆる「のっぽ」と呼ばれていても、最終身長は高くならない場合もありますし、幼い頃に小さな子だった子が、大人になると大きく成長していてビックリすることもありますね。
子供の身長は正常範囲内できちんと伸びていれば、身長の伸びが悪い場合でもなんら問題はありません。
また、身長は両親の遺伝要素も少なからず関わります。遺伝要素は25パーセントと言われています。

乳児期の身長の伸びは、定期的に行われる保健所での検診で正確に知ることができます。
その時に、極端に身長の伸びが悪い子供や身長が小さなお子さんには、保健師さんの方から低身長についての話を聞く機会があります。
しかし、出生時に未熟児だった場合は、乳児検診の時点ではまだまだ他の周りの子に比べて身長が低い子供が場合が多いです。
なので、乳児期の身長の伸びについては経過観察になることでしょう。

Pickup!:乳児期の身長の伸びは、定期的に

子供の身長を伸ばす安全な方法とは


低身長症と呼ばれる病気

幼児期になると、周りの子供と接する機会も多く、他の子供と我が子の身長を比べて見るようになります。
身長には個人差があるといえど、極端に慎重が低いと不安になりますね。だいたいの場合は、身長が低くても正常範囲内の身長です。
しかし、中には低身長症と呼ばれる病気であることもあります。低身長症の場合は、ホルモンの分泌が足りないので身長が低いだけでなく、なんとなく幼い部分が多いです。逆に、幼児期〜児童期にかけて身長の伸びが大きい子もいます。
その場合にも注意が必要です。

第2次性徴(思春期)がはやく訪れてしまう思春期早発症という病気があります。
思春期がはやく訪れるということは、まだ幼いうちから大人に近づいているわけですから、身長が高いのに加え年齢に不相応な大人っぽい雰囲気があります。
また、幼い頃に高かった身長がはやくに伸びが止まってしまう為に、最終身長は低くなってしまいます。
これらの病気には、きちんとした治療法がありますので、不安や心配がある場合には、なるべく早く医師に相談することをお勧めします。
やはり、早期に発見し早期治療を開始することが正常な身長に近づくために最も重要となるのです。

検査や治療が子供にとっては大きな負担を抱えることになると思いますが、必ず将来のためになります。身体に異常がない場合、身長を伸ばす為にできることと言えば、栄養バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動の主に3つです。
これら3つのことは、丈夫な身体を作る為にも生涯かけて必要なことですが、成長期の子供にとっては最も重要な3大条件です。

また、身長の伸びにはまわりの環境や愛情の影響も受けます。いわゆる、ストレスを抱える環境に長くいると成長する力が弱まってしまうんですね。
また、普段の身体の姿勢も慎重の伸びに影響があります。背筋をピンと伸ばしていると、内臓の働きが良くなります。
身長を伸ばす最大のカギとなるのは、先ほど述べた3大条件にもありますが健康的な生活が必須です。

このように、子供の身長の問題には保護者の方の関わりが大きく影響するということですね。
病気を疑ったら、早期にきちんと医師に相談することも保護者の役目ですし、規則正しい生活を守るのも保護者である私達の1番の役目であることを忘れてはなりません。

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子供の身長を伸ばす安全な方法とは

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